「イリアム(IRIAM)でカラオケ配信したいけど、著作権は大丈夫?」「どの曲や音源が使える?」「BGMのルールは?」そんな疑問を持つVライバーへ。
この記事では、イリアム(IRIAM)のカラオケ配信における音源の著作権ルール、使える楽曲と音源の選び方、安全に配信するコツを初心者向けに徹底解説します。JASRACやNexToneの管理楽曲からフリー音源の注意点まで、トラブルを避けて楽しい歌枠を始めるためのガイドをお届け!
イリアム(IRIAM)のカラオケ配信と著作権の基本
イリアム(IRIAM)は、スマホ1台でバーチャル配信できる人気アプリ。カラオケ配信(歌枠)やBGMを使った配信はリスナーを惹きつける定番ですが、著作権と著作隣接権の遵守が必須です。無断使用はアカウント停止や法的トラブルに繋がるため、ルールを理解しましょう。
著作権と著作隣接権とは?
- 著作権: 楽曲の作詞者・作曲者が持つ権利(例: 歌詞、旋律)。JASRACやNexToneが管理し、イリアムが使用契約を結んでいる楽曲は条件付きで利用可能。
- 著作隣接権: 音源(カラオケ音源やBGM)の実演家(歌手)、レコード製作者が持つ権利。音源使用には別途許可が必要。
- イリアムのルール: 公式ガイドラインで、JASRAC/NexTone管理楽曲や許諾済み音源の使用を推奨。無断使用は禁止(イリアム公式)。
ポイント: イリアムは投げ銭(ギフト)による収益が発生するため、商用利用とみなされる。フリー音源でも「非商用限定」はNG。
イリアム(IRIAM)で使える楽曲と音源の選び方
カラオケ配信で安全に歌うには、楽曲と音源の両方が許諾されている必要があります。以下のルールを守りましょう:
1. JASRAC管理楽曲
- 概要: イリアムはJASRACと契約済み。JASRAC管理楽曲で「配信可(〇)」の曲は歌唱可能。
- 確認方法: JASRAC公式サイトで楽曲検索。「配信」欄が〇の曲を選ぶ。
- 例: 人気J-POP、アニソン(例: 宇多田ヒカル、LiSAの一部楽曲)は配信可が多い。
- 注意: 配信不可(✕)の曲はNexToneをチェック(後述)。
2. NexTone管理楽曲
- 概要: JASRACにない楽曲(特にボカロ、インディーズ)はNexToneが管理。イリアムも契約済み。
- 確認方法: NexTone公式サイト(nextone.biz)で楽曲検索。「配信」欄が青(許諾済み)の曲を選ぶ。
- 例: ボカロ曲(例: 初音ミクの「千本桜」)はNexTone管理が多い。
- 注意: JASRACとNexToneの両方を確認し、どちらかで配信可ならOK。
3. カラオケ音源の著作隣接権
- 概要: 楽曲が配信可でも、カラオケ音源には別途権利(著作隣接権)がある。許諾済み音源のみ使用。
- 確認方法:
- 音源提供者の公式サイトや概要欄で「配信利用可」を確認。
- イリアム推奨のカラオケ音源(例: 事務所提供音源)を使用。
- 注意: YouTubeやニコニコの音源は「フリー」と謳っていても、商用利用NGの場合が多い。無断使用は制作者から警告リスク。
4. フリー音源や自作曲
- フリー音源: 「商用利用可」「配信可」と明記された音源を選ぶ(例: DOVA-SYNDROMEの特定音源)。
- 自作曲: 自分で作詞・作曲・演奏した音源は著作権フリー。ボカロソフト(例: Vocaloid)使用時はライセンス確認。
- 注意: フリー音源は利用規約を熟読。イリアムの投げ銭は商用利用とみなされるため、「非商用限定」は不可。
コツ: JASRAC/NexToneで配信可の楽曲+許諾済みカラオケ音源の組み合わせが安全。事務所所属なら音源提供や許諾代行で手間削減。
代表的な音源配布サイトと注意点
カラオケ音源やBGMを入手する際、以下のサイトが一般的。ただし、利用ルールを厳守:
1. YouTube
- 概要: 個人やクリエイターがカラオケ音源を公開。利用ルールは動画ごと。
- ルール:
- 動画概要欄またはチャンネル概要に「配信利用可」「商用利用可」と記載必須。
- 記載なしの音源は使用NG。制作者が後で訴えるリスクあり。
- 例: 「カラオケ 〇〇 配信OK」と明記の動画は安全。
- 注意: 公式音源(例: JOYSOUND公式)は配信不可の場合が多い。
2. ピアプロ
- 概要: ボカロ関連のカラオケ音源やBGMが豊富。クリエイターが公開。
- ルール:
- 音源のライセンスを確認。「商用利用不可」アイコン(例: NCマーク)はNG。
- 利用規約を遵守(例: クレジット表記、改変禁止)。
- 例: 「配信可」と明記のボカロ音源はイリアムで使用可能。
- 注意: イリアムの投げ銭は商用利用。規約違反は制作者から警告リスク。
3. ニコニ・コモンズ
- 概要: カラオケ音源やBGMが配布。利用ルールが明確。
- ルール:
- 「商用利用可」「配信可」と明記の音源を選ぶ。
- ライセンス条件(例: クレジット表記)を守る。
- 例: 「配信OK」マーク付きの音源は安全。
- 注意: 非商用限定音源は使用不可。規約確認を怠らない。
4. カラオケボックス(JOYSOUND/DAM)
- 概要: カラオケ店で備え付け音源(JOYSOUND、DAM)を使った配信。
- ルール: 完全NG。カラオケ店の音源は店内利用限定。ネット配信は契約違反。
- 代替: カラオケ店を防音施設として使い、許諾済み音源(例: 自前音源)で配信はOK。
- 注意: 違反するとカラオケ店や音源提供者から訴訟リスク。
ポイント: YouTubeやピアプロは便利だが、規約確認が必須。ニコニ・コモンズはルールが分かりやすく初心者向け。
イリアム(IRIAM)で安全にカラオケ配信する5つのコツ
著作権トラブルを避け、楽しい歌枠を実現するための実践的な方法:
- 楽曲を事前確認:
- JASRAC(jasrac.or.jp)とNexTone(nextone.biz)で「配信可」を確認。
- ボカロやアニソンはNexTone、J-POPはJASRACに多い。
- コツ: 配信前に歌う曲リストを作成し、全曲チェック。
- 許諾済み音源を使用:
- 音源の概要欄や公式サイトで「商用利用可」「配信可」を確認。
- 事務所所属なら提供音源を活用。事務所が許諾代行する場合も。
- 例: 「配信OK」と明記のYouTube音源やニコニ・コモンズ音源。
- BGMも慎重に:
- 配信中のBGMは「商用利用可」のフリー音源(例: DOVA-SYNDROME、AudioStock)。
- JASRAC/NexTone管理のBGMは配信可を確認(例: インスト版アニソン)。
- 注意: 人気曲のBGMは無断使用リスク高。規約確認必須。
- 事務所所属を検討:
- 事務所は許諾済みカラオケ音源やBGMを提供。個別確認の手間が省ける。
- 音源使用のトラブル時に運営や弁護士と連携サポート。
- コツ: 事務所選びで「音源提供」「著作権サポート」を確認。
- リスナーに透明性を:
- 配信中に「JASRAC/NexTone許諾済み音源を使用」と明言。信頼感アップ。
- 規約違反の指摘を受けた場合、速やかに音源を停止し、事務所や運営に相談。
- 例: 配信冒頭で「今日のカラオケは公式音源で安心!」と伝える。
注意: イリアム公式ガイドライン(iriam.com)を定期確認。著作権ルールは更新される場合あり。
事務所所属 vs 個人勢:著作権の観点
音源管理を考慮した比較:
事務所所属
- メリット:
- 許諾済み音源を提供(例: 人気J-POP、ボカロ曲)。確認の手間削減。
- 著作権トラブル時に運営や専門家が対応。
- 事務所イベントで推奨音源を使った歌枠企画が容易。
- デメリット:
- 配信ノルマ(例: 月50時間)や手数料(例: ギフト収益の10~30%)。
- 使用音源が事務所指定に限定される場合。
個人勢
- メリット:
- 自由に音源を選べる(規約遵守前提)。
- 収益100%自分のもの。
- デメリット:
- 音源の許諾確認を全て自分で。手間と知識が必要。
- トラブル対応が自己責任(例: 制作者からの警告)。
- フリー音源の選択ミスでアカウントリスク。
おすすめ: 初心者や著作権に不安な人は事務所所属。経験者や音源管理に自信がある人は個人勢が向く。
信頼できる事務所の選び方
カラオケ配信を安全に楽しむための事務所選びのポイント:
- 音源サポート: 許諾済みカラオケ音源やBGMの提供実績(Xや公式HPで確認)。
- 著作権対応: トラブル時の運営連携や法的サポートの有無。
- 実績: 所属ライバーの歌枠配信やイベント成績。
- 契約: ノルマ、手数料、音源使用ルールを明確に。
- 評判: Xで事務所やライバーの口コミを調査。
ヒント: 信頼できる事務所は音源提供や著作権ルールを公式HPで透明に公開。検索で「イリアム 事務所 カラオケ」をチェック。
まとめ:イリアムで安心カラオケ配信を!
イリアム(IRIAM)のカラオケ配信は、JASRAC/NexTone管理楽曲と許諾済み音源を使えば著作権トラブルを回避可能。以下のステップで安全に歌枠を:
- 楽曲確認: JASRAC/NexToneで「配信可」の曲を選ぶ。
- 音源選択: 「商用利用可」のカラオケ音源をYouTubeやニコニ・コモンズから。
- 事務所活用: 所属なら音源提供や許諾代行で手間削減。
事務所所属なら音源管理が楽で初心者に最適。個人勢は規約確認を徹底し、フリー音源を慎重に。イリアムでルールを守り、楽しいカラオケ配信を始めましょう!
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